設立の趣旨

1 趣 旨
コロナ禍が予測なく始まり、私たちの仕事が無くなりました。給付金や補助
金などを活用しながら音楽活動を続けまし たが、私たちが音楽会を企画して
も、行動制限や世間の空気を読む状況で音楽会に行くことが許されないと考
えてしまうのか、集客に苦労しました。音楽家という職業が認識されていない
と絶望したコロナ禍。趣味ではなく音楽家という職業があるのだという認識
がないという事は将来を担う子供たちの中に「音楽家になりたい」という夢が
なくなってしまいます。このような夢を抱き、実現する子供たちがたくさん出
てくるような地域になるよう活動をしたいです。
このような演奏活動がしにくい中でも 2008 年から演奏活動をしているプロ
の演奏家集団ヴェントディムジカ(団体)は長岡市民に向けた参加型ミニコン
サートと(2018 年 8 月~)と新潟市民に向けた参加型ミニコンサート(2021
年 7 月~)「元気に歌おう歌声の輪」を毎月開催し続けました。施設が使用中
止になった時を除いて休む事なく開催し、お客様の身体の健康はもちろん、心
の健康を支えられたと考えます。また、2021~2022 年(コロナ禍)に、コン
サートホールで音楽演奏会を 6 回開催。都内のライブハウスや寺尾聰さん、
田原俊彦さんのバックで演奏をしているミュージシャンが長岡を盛り上げま
した。また団体に関る数人でアミーゴ俱楽部という新ユニットを結成し、ロッ
ク畑のメンバーと、クラシック畑のメンバーが共演するライブ活動も始めま
した。そんな音楽活動を続ける中で今までにもあったであろう問題がコロナ
禍で浮き彫りになってきました。
① 演奏家の悩み・課題
本物の演奏を多くの人に届けたい
演奏家のクオリティとボランティア活動の両方をバランスよく保つ事が難しい
正規の報酬が受けづらい
何か月も前に演奏依頼をいただいて準備してもキャンセルになった場合の補償
がない
解決方法:当団体が間に立ち依頼する側に演奏家の見えない部分を ご依頼者に
伝え支払い金額に理解を促す。または当団体が補填を出す。
② 高齢者・障害を持つ方の悩み・課題
気軽に演奏家のコンサートに行って音楽に触れる機会が少ない
交通弱者も多く会場まで出向く事が難しい
解決方法:老人ホームや施設へ訪問活動。今までは各自の音楽家や趣味の延長
の方々が厚意で演奏をして来たが、当団体が申請する補助金等により音楽家に
は正規の支払いや交通費が支払われ、施設は安価または無料でクオリティの高
い生演奏が聴ける。
③ 学校の悩み・課題
子供たちの感性を育てるために本物の生演奏に触れる機会が少ない
予算やカリキュラムが決まっており、やりたくてもやれない事情がある
解決方法;部活移行の受け皿の支援に目を向け、プロの音楽家のコネクション
を使い、子供たちの音楽技術向上のサポート。
学校教育に向けた色んなジャンルのプロのコンサート。
④ 指導者の悩み・課題
指導スキルを上げるような学べる場が少ない
アドバイスや相談する先がわからない
若手や担い手が少なくなっている
解決方法:音楽の先生方の授業をサポート。
合唱練習の仕方、合奏練習の進め方や効率の良い指導方法など。選曲等。
Zoom やスカイプなどを使用し気軽に相談をしていただける。
① ~④について
法人の主旨に賛同したプロの演奏家に協力をあおぐことができるので、質の高
い演奏を届けることができます。(予算や出張演奏など)依頼者に寄り添った
コーディネートも可能。
音楽や演奏における中間支援団体になることで、多様な音楽に触れる機会を作
る事ができます。
また気軽に相談やアドバイスなど、音楽に関するサポートを受ける事も可能に
なります。
以上の活動を行うに当たって、特定の企業の利益を目的とすることなく、広く
一般市民への貢献を目的とする趣旨から、特定非営利活動法人を設立が望まし
いと考えます。
皆様の幅広いご支援とご参加をお願いいたします。
2 申請に至るまでの経過
2010 年プロの演奏家集団ヴェントディムジカ結成
2011 年東日本大震災チャリティコンサート開催(ヴェントディムジカ)
2018 年 8 月~長岡市民に向けた参加型ミニコンサートを企画(毎月開催)
“みんなで歌おう歌声の輪”(大人向け 14:00~)と“お歌で遊ぼう音楽の輪”
(未就学児向け 10:45~)(ヴェントディムジカ)
2020 年団体のメンバー数名でアミーゴ俱楽部結成(コロナ禍初期投げ銭ライブ
とライブ配信を企画)
2021 年 7 月~新潟市民に向けた参加型ミニコンサートを企画(毎月開催)
“マスクで歌おう歌声の輪”(ヴェントディムジカ)
2021 年長岡市民に向けたコンサート企画(2 回)
2022 年長岡市民に向けたコンサート企画(4 回)
2022 年会員間で法人化の意思確認